姿勢を変えるだけで細マッチョに
2017/08/22
「自分は体がガリガリで貧乏くさい」
中高年になると肥満ばかりに目がいきますが、中にはこういった方がいるもの事実です。
筋肉は落ちやすいから歳を取るとガリガリになるのも仕方ない、と思っている人が多いのですが、実はこれは間違いです。
歳を取ってからガリガリになる本当の理由は筋肉が落ちたからではなく、脂肪(皮下脂肪)が落ちたからです。
皮下脂肪と内臓脂肪
こちらのページ()で説明したように、男性は30代、女性は50代ともなると体に付きやすい脂肪が皮下脂肪から内臓脂肪に変化してきます。
裏を返せば若い頃は皮下脂肪型の体になっているということです。
皮下脂肪は皮膚の真下にむっちりと付く特徴があるので若いころは臓器→筋肉→皮下脂肪→皮膚という順番で体組織が構成されています。
※中高年になるとこれが臓器→内臓脂肪→筋肉→皮膚という順番に変化します。
これによって若者ほどおしりや胸が皮下脂肪の影響でパンと張っています。
つまり、胸板が薄くなった、尻が薄くなったと感じるのはこの肌を張り上げる脂肪が無くなったからに他なりません。
その証拠に、おしりがぺたんこで胸板が薄いにも関わらず下っ腹はぽっこり出ているというおじさんは少なくありません。
これはまさに加齢と共に皮下脂肪が減って内臓脂肪が増えたという典型的なパターンです。
加齢と共に脂肪の付く場所が皮下から内臓周辺に移っていくのはどうしようもありませんが、中高年になってからでも細マッチョを実現するとっておきの方法があります。
それが姿勢を変えることです。
姿勢を変えると細マッチョに
やり方は簡単です。
オフィスでイスに座っているときや駅のホームで電車を待っているとき、営業で外回りをしているときなど・・・
ありとあらゆる瞬間にふと気づいたらすっと息を吸い、意識的に背中を伸ばして胸を張るだけです。
今試しにやってみてもらえば分かると思いますが、これをやると自然にお腹がへこみますのでその状態をキープすればOKです。
実はこの姿勢、ドローイングと呼ばれるもので、ただ単純にお腹を引っ込めて背筋を伸ばしているだけにも関わらず体の内側のインナーマッスルを鍛える効果があります。
しかもこの筋肉は鍛えることで代謝がよくなるので自然と脂肪も燃焼しやすい体が手に入りギュッと締まった細マッチョな体を手に入れることができます。
コツとしては若い女性or男性が沢山いるプールサイドに水着姿で立っている自分をイメージすることでしょうか(笑)
わざわざ毎日時間を作ってウォーキングをしたりお金をかけてジムに通うくらいなら、まずは日常生活の中でこのドローイングを始めることを激しくおススメします。
「たかが姿勢を良くするだけでしょ?効果あるの?」と思われるかもしれませんが、これが中々侮れません。
試しに1時間ほどドローイングの状態をキープしてデスクワークをするだけでも最初のうちはかなりキツいはずです。それだけにそれ相応の効果は期待できます。